猫とフリーライターの私

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逃げ恥の罪深さ

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※この記事はクリスマス時期に書いていたのですが、その後鼻炎に苦しみ下書きフォルダに放置されていました・・・

 

ドラマは安定のハッピーエンドで終わりましたね。

しかし、ドラマでガッキーが演っててすら途中のみくりの愚痴っぽさにはイライラしたので、フツーの女子はあの状況ではキレてはいけないのかもと思いました。

経費を差し引きつつも、家事労働に基本給194,000円もくれるヒラマサさん。理解ある上司だし、職場は自宅で通勤しなくていい上、時間の調整も効くし、家事については含めかなり裁量の幅が認められているし(夕食のメニュー指定とかないし、例えば食後には必ずデザートとか果物とか言わないし)、面倒な取引先も同僚も上司もいないし、接待もないし、予算編成も基本的には自分で決めていい(面倒な決裁や稟議もなく、口頭での申請と領収証でOK)し、副業OKだし、たまに寸志もくれるし、セクハラもパワハラもないし、こんなホワイト企業はそうないと思うのです。

まあとはいえ財布が1つなのは不安なので副業というのもわかります。わかりますが・・・ライターとしては、いきなりみくりがあっさりタウン誌ライターの座をゲットしているのも納得いかない。

そして、成り行きで商店街手伝うことになって、みくり基準で気が合わない人の対応にちょこっと追われただけですぐ余裕をなくして本業(=ヒラマサ家の家事やらなにやら)がおろそかになってしまうどころか不機嫌をまき散らすなんて・・・ヒラマサさんはリストラ渦中というのに仕事の愚痴など一つも言わないのに、みくりは勝手に本業を放置して副業を始めてそちらが給料安くて辛いからキレるっていったい・・・???あげく、私は実はズボラだったときた。

普通ならここで契約解消(=離婚)でしょうが、まあそれはガッキーだしドラマだし、話し合い諸々で円満解決して終了で、ドラマとしてはOKです。
現実だとここでぎくしゃくしたままヒラマサさんは歩み寄ってくれず、仕事にかこつけて家に帰ってこなくなり、さらには別の女性に走るかもしれませんが・・(今や女性経験もあるし、地震もついたことだろうし)

このドラマ、みくり-ヒラマサはいいんです別に。確かに日本のカップルは特に話し合いとか足りないと思うし、女性も黙っていないで主張すればいいと思うのです。家事と一口に言っても、日本女性に求められる家事スキルの質って世界的に見てもやたら高すぎだと思うし、家事だけでなく日常の些末なこともちゃんと報連相して連携するのは夫婦のあり方としてOKなのではと思います。

それに、男性の方もいろいろ実は不安だというところを見せたところがとても良かったと思います。みくりはヒラマサの不安に駆られたアレコレで引いていかずに攻めたのも成功のカギだったなと。
この見極めって本当に重要ですよね~嫌われてるのか、本当は自信がなくてどうしたらいいかわからないのか。恋愛指南本とかでは。こんな状況ならとりあえず(無難な)嫌われてる判定にしてさあ放置して次!みたいなところでしょう(ストーカーも怖いし)が、本当のところは当人同士しかわかりませんからね。素直に気持ちを伝えるということの大切さを教えてくれた良いドラマでした・・・

が、しかし。

罪深いなと思うのは、百合-風見ペア です。相当年下のイケメンがアラフィフの女性に言い寄る。うん、ドラマとして面白い。しかし、ないでしょう。現実には。いや、あるのかもしれませんが、恋愛があるパターンは相当なレアケースでしょう。だからドラマなんですが。
でもあの微妙なリアルのさじ加減が、百合ちゃんサイドにいる女性(独身管理職女性たち)に変な夢を見させないかとちょっと心配なのです。

でも、風見さんは百合ちゃんに「そういうことをしたい」という気持ちがあると言うことを話しただけで、別に愛の告白はしていないのですよね・・・これ、もし百合ちゃんが同年代だったらふざけんなって告白に思うんだけど。その辺はどうなんだろう。原作も「自分は絶対欲情しないと思っているでしょう」とかなんだかであまりにもストレートな・・・

「女性として見ている」

ことと

「大事に付き合いたい女性」

の間にはかなり深くて暗い河があると思うんですが~~~

そういえば、よしながふみさんの「愛すべき娘たち」のおかーさんの再婚相手が超年上好きのイケメン俳優でしたね。

 


 

 

逃げ恥は原作の最終回が気になって「KISS」の電子書籍配信を買ってしまいましたが、さらっと終了しており、百合ちゃん編は4月号の番外編を待て!だった。がーん。五十嵐さんは外国人男性とうまくいきそうな感じ。うん、外国人男性の方が合ってるよ彼女は。

 


 

 

実は今回KISSをダウンロードしたことによってはじめて「東京タラレバ娘」を読みましたが、なんだかギスギスしたマンガですね・・ドラマ化して、また非婚女性をあおるのだろうか・・・?

なんかもう、女性が痛々しいお話しとか、そういうのお腹いっぱいなのですけど。